よく仕事場で、「ぼくは・わたしは居場所がないんです」という、比較的悲しいアピールをしてる人がいます。
なぜあなたは、今ここに居場所がないと思ったり感じたりするのでしょうか?
本記事はそんなあなたに、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の千尋の言動から、どうして自分の居場所がないのか、どのようにしたらあなたの居場所ができるのかを考えてみようと思います。
千と千尋の神隠し
「ジブリの中で好きな映画ランキング」でも1位に度々なる「千と千尋の神隠し」。千と千尋の神隠しには多数の道徳的要素が含まれていて、ぼくは非常に大好きなストーリーの1つです。
そんな中でも「ここで仕事がないと、社会の中に自分として存在意義がない(物語の中では動物にされてしまいます)」というメッセージ性に物凄く心が惹かれます。
「ここで働かせてください!」と千尋が言い続けることによって
物語の中で、主人公の千尋は湯婆婆の所に行って「ここで働かせてください!」と必死に言い続けるシーンがあります。
最初は断っていた湯婆婆ですが、千尋のねばりに根負けして仕事を与えるような形となります。
そこで千尋が与えられた仕事は、とても汚く雑用的な仕事ではありましたが、仕事を得られたことは、豚にされてしまう可能性があった千尋にとっては命を得たことと同じ価値でありました。
実はこの構図。社会の中で、会社の中で、自分の居場所を作るという構図と同じだったりします。
今回の千尋の場合、自分の仕事は自ら渇望して作る必要があって、現段階で全くスキルも何もない状態でも、“仕事をしたい”・“仕事をください”とアピールし続けることによって、最終的に自分の仕事を手に入れてます。
仕事が無かったら自分の居場所が無くなってしまう、自分が自分として存在できなくなってしまう、そんな思いから仕事が欲しいとひたすらアピールし続ける行動をとっています。
もしあなたが今、会社の中で居場所がないとおもっているのであれば、”なんでもいい”ので「わたしはここにいたい」・「わたしをここに置く価値があります」・「わたしはここに必要な人です」など、必死にその環境の人にアピールし続けてください。
ほんとになんでもいいので。
必ず、どこかのタイミングであなたを必要とする何かが現れます。
居場所がないとそれでも感じ続けるのあれば、それは単にあなたのアピールが足りないだけだと思います。
自分の居場所を作る第一歩は、自分で20個の仕事を見つけるところから
もし、あなたが今の仕事場に居場所がないのなら、「明日自分が手がける仕事を20個」考えて、リストにして持っていってください。
20個考えるということは、社内をよく観察したり、誰かに聞いたり、日常の仕事を細分化したり、何か工夫をしないと到底20個にも及びません。
もしかしたら最初は、それって仕事?って聞きたくなるようなものばかりかもしれません。
しかし1週間くらい繰り返すと人の役に立ちたい気持ちが感じられる項目が大半を占めてくるから、あら不思議です。
そしてそれと同時に、仕事への意欲も自発的なものへと自然とシフトしていくはずです。
どんな仕事場であっても、
✔ 自ら欲して仕事をする
✔ 人と会話したり、観察して自分で自分の仕事を創り出す。
こういったことは誰でも行うことが出来ます。根底に流れる仕事への意欲こそ、あなたの居場所づくり・働きがいを作っています。