menuの配達は最初ほど稼げる仕組み | 10回配達で1万円オーバー | menuデリバリー高額報酬のカラクリを解説

今、新たなフードデリバリーサービス「menu（メニュー）」に挑戦しています。

そして、少しずつmenuでの配達にも慣れてきて、Uber Eatsの配達と並行しながら配達をこなせるようになってきました。

ちまたでは、高額報酬が得られると噂されているmenuですが、実際のところはどうなのでしょうか？

本記事では、筆者自身の報酬を公開しながら、どのような報酬形態なのかを解説していきます。

もし、登録しようか悩んでいる方は、参考になるかと思います。

menu配達員 報酬計算の仕組み

そもそも、menuの報酬はどういう計算で支払われるのでしょうか。menuの説明を見てみると、次のようなものを足したり引いたりしながら計算されています。

menu配達員クルーの給料計算は、下記の項目から成り立ちます。

それぞれの名称を見てお気づきかもしれませんが、

「配達報酬 = ①基本料金 + ②距離加算費 + ③インセンティブ − ④サービス手数料」ということになります。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

① 受取・受渡料金(基本料金)

受取・受渡料金：1注文で230円/回

この受取・受渡料金は、店舗にて料理を受け取り(ピックアップ)、注文者に受渡(ドロップ)を行い、1配達を完了した際に発生します。

② 距離加算費

1kmにつき：75円

走った距離に応じて支払われる給料です。ピックアップとドロップ間の走行1kmにつき75円発生します。

③ インセンティブ

インセンティブは下記の2つから成り、配達を行うごとに「経験値（EXP）」を獲得することで、給料がアップする仕組みになっています。

また、雨天時やピーク時のブーストもあったりします。

④ サービス手数料

サービス手数料として、配達1回あたり基本報酬の10%が自動的に差し引かれます。

例えば基本報酬が400円だった場合、40円引かれて360円になります。

しかし、現在はサービス開始キャンペーンで手数料が無料キャンペーンになっており、手数料を引かれることはしばらくなさそうです。

筆者のmenu配達員報酬

ここで、これまでに10回の配達を経験した筆者の報酬をお見せします。

売り上げのは合計10958円でした。内訳は次の通りです。

配達料金や距離報酬は半分以下で、ランクボーナスやレベルアップ報酬、ブーストで大半を占めていることがわかります。

これがいわゆるインセンティブとなります。インセンティブが非常に大切ということがわかるかと思います。

経験を重ねてレベルアップ

「経験値」という配達ごとに送られるポイントがあります。

これは通常は1回の配達ごとに10ポイント得られるものです。

ランチやディナータイムなどお客様の注文が多い場合は、最大5倍の50ポイントが1回の配達で得られることがあります。

ちなみに、10回の配達を終えた私の現在のポイントは120ポイントとなっています。

この経験値が、インセンティブの額に大きく影響しています。

RANK(ランク)ボーナス

直近8週間で獲得した経験値の合計で、ランクが決まります。

計20種類のランクに応じて基本料金がアップする仕組みになっています。

ランクによっては、基本料金が最大2倍になる事も。

ただし、直近8週間の経験値合計が基準に満たない場合は、ランク降格になる可能性あります。

そのため、実際のところそこまで経験値を貯めるのは現実的にかなり無理があります。

menu専業で2か月間休まずやって到達できるのか？！というレベルかと思います。

副業勢、兼業勢、ライトユーザーにとっては無縁のボーナスかもしれません。

現在はキャンペーン中で、全員無条件で1.2倍が付くので、これがずっと続いてくれることを祈ります！

さらに、時々期間限定で基本料金が「ブースト」されるキャンペーンもあります。

経験値を獲得せずとも上位ランクの基本料金がもらえる事なんてこともありえます。

LEVEL(レベル)アップ報酬

ランクボーナスはどちらかというと上級者向けの報酬ですが、「LEVEL(レベル)アップ報酬」は初心者ほどおいしい報酬です。

これは経験値が一定値まで貯まってレベルアップすると、報酬が1000円単位で得られるというものです。レベルはLv.1～Lv.50まで。

基準に達し、レベルアップすると レベルアップインセンティブ がもらえます。


筆者の場合は、1回配達後にLv.2に達して1000円、2回配達後にLv.3に達して1000円、これを通常の配達報酬とは別で追加でもらえました。

もちろんLv.8以降も追加報酬はあり、最大でLv.50まで設定されています。

ちなみに、期間限定キャンペーン中は、Lv.7に到達するとさらに3000円がもらえます。

30回配達は友達紹介キャンペーンの目標回数でもあるので、Lv7がひとつの区切りになっているともいえます。

雨や昼時など需要多い時間帯にブーストが発生

さらに、注目したいのは「ブースト」というものです。

これが報酬を大きく増やしてくれます。

menuを始めた初日には「本日スーパーブースト開催」というものがありました。

内容は、17時から20時半までの期間に配達をすると、エリア全域で1回につきボーナス400円を加算するというものです。

時間内に3回クリアして1200円をもらいました。

通常の配達報酬が1回あたり平均で500円前後ってことを考えるとかなり大きいですよ。

他にも、地域を限定したブーストが実施されることもあります。

注文が多い土日や雨の日に、サービスが始まったエリアで設定されることが多く感じます。

アプリでアナウンスされているので、事前にどこで配達すればブーストを取れるのかチェックしておくことがコツです。

ピック距離も報酬の対象に

Uber Eats経験者は「おっ!?」と思われる部分があります。

Uber Eatsではピックアップの距離料金がもらえないので、遠方の店まで商品を受け取りに行くのを避ける人が多いですが、menuではピックアップの距離も報酬の対象になっています。

これは嬉しいです。

ただ、Uber Eatsでは走行距離を実際に走った距離を元に算出してくれますが、menuはアプリが徒歩ルートで計算した距離で報酬が決まります。

以前は直線距離で計算されていたので改善はされていますが、駅の反対側まで遠回りで行かざるを得ない時や、工事などで想定したルートを通れない時に、少し損した気分にもなります。

さいごに：menuの配達は、報酬アップを探る面白さがある

あらためて報酬について整理して振り返ってみると、運営側のアナウンスを意識してブーストの開催時に稼働するなどの工夫が重要です。

また、稼働する場所選びも重要になってきます。

menu運営側からの案内によると、注文が多いエリアは新宿や恵比寿、銀座、六本木、四ツ谷など都心が目立っています。

他のフードデリバリーでも時間や場所は大事ですが、新参のmenuはまだ加盟店が少なく注文もあまり多くはなく、さらに早い者勝ち制があるため、より時間や場所選びが重要になるイメージです。

Uber EatsはAIで最適な配達員に依頼を送っている感じがしますが、menuは近場の複数の配達員に無作為に依頼を出している感じで、ロングピック・ロングドロップが多い印象があります。

ピックアップの距離報酬がもらえるといっても、そもそもの距離単価がそんなに高くないので、ロングをこなすよりもショートでブーストや経験値によるボーナスを狙っていった方が結果的には稼ぎやすいです。

こういった特色を掴んでうまくインセンティブを獲得していけば、稼ぎやすいことには間違いないです。

特にLv.7までにもらえるレベルアップボーナス、30回配達でもらえる友達紹介ボーナスが非常に大きいので、まずは30回配達が目標になります！