キャッシュレス

キャッシュレス決済のメリット・デメリット |【ユーザー視点でみる】

徐々に日本でも定着してきた「キャッシュレス決済」

テレビ等でも連日多数取り上げられ、「キャッシュレス後進国」とまで言われている日本国内にも、やっとキャッシュレスの風が吹いてきました。

ただそんな状態だからこそ、以下のように疑問をお持ちの方は多いのではないかと思われます。

「キャッシュレス使ってみようかな」

「でも実際のところ何がお得なのかがわからないな」

「キャッシュレスを使うことによっておこるメリットデメリットって何なのかな?」

本記事では、このような疑問を解決していきます。

キャッシュレス決済のメリット

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キャッシュレス決済を使用するにあたってのメリットは主に下の3つです。

1. 支払いがスピーディーになる
2. キャッシュバック制度でお得に買い物になる
3. 消費税増税前より安く買い物できる

メリット1. 支払いがスピーディーになる

まず第一に、キャッシュレス決済は支払いスピードが現金支払いと比べて圧倒的に早いです。

一般的に現金で支払う場合というのは以下の手順を踏むと思います。

① バッグから財布を取り出す
② 財布から現金を取り出し支払う
③ お釣りを財布にしまう
④ 財布をバッグにしまう

あなたは、既にこれが当たり前になっているので大した不便は感じていないかもしれませんが、キャッシュレス決済だと上の一連の作業が以下のような形に短縮されます

① スマホ等でQRコードを表示
②支払い終了

現金になれている日本では支払いの際にキャッシュレス決済よりも時間がかかるので行列ができ様々な問題が発生します。

しかし、すでにキャッシュレス決済が国民に深く浸透している中国では支払いが2~3秒で終わるため、支払い時の様々な課題がすでに解決されています。

メリット2. キャッシュバック制度でお得にお買い物

次に、キャッシュバック制度のおかげでお得にお買い物ができます。

大体のキャッシュレス決済サービスでは決済時に「〇%還元」といったような仕組みが取り入れられており、通常よりも数%安く買い物ができます。

たった1回の買い物ではあまり差は生まれないかもしれませんが、日常的にキャッシュレス決済を使用する人と、使用しない人では1ヶ月単位、1年単位で見たらかなりの差が生まれます。

キャッシュバック制度が特に優秀とされているサービスは「PayPay」ですが、その還元率は約3%(キャンペーン時などは更に変わってきます)です。

社会人が毎月自由に使えるお金の平均額は「約4万」と言われています。

その場合、40000円×3%=1200円

実際のところは還元率もタイミングによって変動しますが、平均して「毎月1200円」お得になっているということになります。

メリット3. 消費税増税前よりも安く買い物できる

2019年10月1日から、消費税が8%から10%に引き上げられました。

これによってSNSでは「消費税高すぎ!」という声が多く上がっていますが、実は「キャッシュレス決済を使えば増税前よりも安く買える」というのを、あなたはご存知でしょうか。

今回の消費税増税は今までの増税と違う特別なことが2つありました。

①「軽減税率」という消費税が8%のままの商品がある
② キャッシュレスで支払うと3%〜5%の還元

政府は、いきなり全部10%にあげてしまうと、また経済が悪化してしまうので一部の商品は「消費税8%」のままにする、という政策が軽減税率です。

そして、キャッシュレスで支払うと、3%〜5%の還元をする。

この2つが行われた理由は増税後に経済が悪化しすぎないようにするためです。

この2つのシステムのおかげでキャッシュレスで支払うと「増税後のほうが安い」という超お得な特典を得られるようになりました。

以上、3つの「キャッシュレスを使うメリット」でした。いかがだったでしょうか?!

キャッシュレス決済のデメリット

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続いてキャッシュレス決済のデメリットです。

1. 携帯の充電が切れたら使用できない
2. 現金じゃないので使いすぎやすい
3. 利用可能店舗じゃない場合は使用できない

デメリット1. 携帯の充電が切れたら使用できない

キャッシュレス決済はほとんどの場合、スマホのアプリを使って使用します。

そのため、携帯電話の充電が切れた場合は使用することができません。

当たり前といえば当たり前なのですが、普段現金を持ち歩かずにキャッシュレス決済で生活している人はこれが一番怖いです。

主な対策としては以下の通り。

① 最低限一日は過ごせるレベルの現金は持っておく
② モバイルバッテリーを一つ鞄に入れておく

この2つをやっておけばほぼ確実にこの問題には対処できるのかなと思います。

デメリット2. 現金じゃないので使いすぎやすい

キャッシュレス決済では、決済時にQRコードを出してスキャンするだけ、といったようにかなり気軽に決済ができます。

そのため、お金を使っている(減っている)という自覚が現金決済よりも薄いため少々使いすぎてしまう傾向にあります。

この問題の対処法としては、

① 前払い方式(プリペイド)を使用する
②即時払い方式(リアルタイムペイメント)を使用する

という方法で解決できます。

デメリット3. 利用可能店舗じゃない場合は使用できない

日本はキャッシュレス決済がまだまだ後進国です。

そういう面もあり、キャッシュレス決済に対応していない店ももちろんあります。

そういったお店では対応していないので携帯の充電があろうとなかろうとキャッシュレス決済は使用できません。

ですが、個人的にこれは大した問題だとは思ってません。理由は以下の通りです。

① 現金をある程度持っておけばそれで払えばいいだけのこと
② 日常的に使うコンビニ、スーパー程度ならほとんどがキャッシュレス対応

つまりは、「不便だと思えば不便」だけどちょっとだけ対策しておけば特別困ることはないというわけです。

キャッシュレスサービスは、どのように利用していくのが一番いいのか?!

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キャッシュレス決済を使用する際のメリットデメリットを踏まえたうえで、抑えておきたいポイントを挙げると以下の通りです。

✔ 現金を使うよりもキャッシュレス決済を使ったほうがお得
✔ しかし携帯の充電が切れたら使えない
✔ キャッシュレス対応店舗じゃないと使えない

ここからは、これらを踏まえると以下のようにキャッシュレス決済サービスを利用するのが一番お得にキャッシュレス決済を利用できます。

① 複数の決済サービスに登録
② 現金を1000円から2000円ほど所持
③ モバイルバッテリーを1つ所持

複数の決済サービスに登録

まず最初のステップとして複数の決済サービスに登録しましょう。

現在の日本国内で王道なキャッシュレス決済サービスといえば、

・PayPay
・LINEPay
・楽天Pay
・OrigamiPay

etc…

いろいろとありますが、それぞれ対応店舗、還元率、チャージ方法など少しずつ違ってきます。

あなたの生活スタイルに一番合っているサービスを「メインカード」として使い、メインカードでカバーしきれない部分をその他の「サブカード」で埋めていくのがいいのかなと思います。

そうすることで、あなたがキャッシュレス決済で支払える対応店舗が増えていき、結果的に一日の支払いを全てキャッシュレスで支払えるようになります。

現金を1000円から2000円まで所持

コンビニやスーパー、薬局などの割と大きめのお店は、ほとんどがキャッシュレス決済に対応してきているので問題ないです。

しかし、まだまだ対応できていないような個人商店も一定数存在します。

そういった店で、買い物するときに支払えない、なんてことにならないように少額でもいいので、現金を少し持っておくと安心でしょう。

モバイルバッテリーを1つ所持

僕が個人的にキャッシュレス決済の一番のデメリットだと考えている、「充電が切れたら使用できない」を解決するための方法です。

それには、もうモバイルバッテリーを一つ鞄に入れておきましょう。

最近のスマホは数年前と違い、充電の持ちがいいので一日中出歩いていた、とか外でずっとスマホゲームをしていた、等のことが無い限り充電が切れることはないと思われます。

ただ保険のためにモバイルバッテリーを持っておく、といった認識で構いません。

さいごに:キャッシュレス決済のメリット・デメリット

これからの時代はキャッシュレス決済は当たり前になっていきます。

うまく使いこなし、あなたのキャッシュレスライフが今まで以上に豊かになることを祈っています。