あなたは「TOEICで730点以上とると、就職・転職が有利になる!」と聞いたことがありませんか?
実際、就活している学生さんは、就職活動を終えた先輩やOB訪問などで、
「学生時代に英語は勉強しておくべきだよ」
など、アドバイスを聞くことが多いはずです。
またサラリーマンの方は、昇進条件にTOEICの点数を求められたり、転職活動をしてみると転職条件にTOEICの点数が入っていたりします。
今は学生だろうが、社会人だろうが、TOEICの点数を馬鹿にできない時代です。
Contents
新入社員はTOEIC600点以上を目指すべき
TOEICの運営団体であるETSが上場企業を対象に行った調査によると、75%の企業が採用時にTOEICの点数を参考にしています。
また、入社時に期待するスコアとして2011年時点で550点、2013年時点で565点という結果がでていることから、今後就職活動を行う人はTOEIC600点を目安にスコアを取得するべきといえます。
昇進条件もTOEIC600点以上を目指すべき
入社後の昇進条件も同様に、TOEICの高得点を求めている企業が増えてきています。グローバル化の現在、英語を話せないと仕事にならないことはザラです。
入社したての頃は、仕事を覚えるのが精一杯ですが、だんだん仕事を任されだすと、海外の方とコミュニケーションをとることが出てきます。その時に話せないよだと、お話になりません。
人気企業は更に高いTOEICスコアが求められる
企業が採用時の基準となるTOEICの点数を、公表することはほとんどありません。しかし、これはあくまでも世間に対するカモフラージュです。
実際には、先ほどの匿名のアンケートのように7割もの企業が英語力を参考にしていると回答しています。
また、多くの企業がグローバルにビジネスを展開している中、”意思疎通できない”人間を優先的に採用する理由は全くありません。
さらに人気企業においては、内定率数十倍~数百倍といった競争率も珍しくはありません。その場合、面接の内容が他の候補者に比べて圧倒的に良い場合を除けば、共通の軸で候補者を比較できるスキルである”資格”も検討事項に入ります。
その中でも、英語力は比較的どの業種でも優先度が高いため、英語資格の標準であるTOEICは有用です。
企業の求めるTOEICの点数
何故これほどまでに就職・転職で「TOEIC」が重要視されるようになったのでしょうか。
リクルートが運営する就職ポータルサイト「リクナビ」の岡崎仁美編集長の話はこうです。
求職者側には採用基準の明確化を求めるニーズがある。
企業も厖大な応募者から厳選し、面接して採用しなければなりません。
能力は英語力だけでは判断できませんが、TOEICは、効率的にしかも平等に基礎学力を測るという意味で、大学名とともにわかりやすい指標になっているのです。
つまり、多くの企業がTOEICは、英語力、基礎学力を測る適正なテストであると認識しています。
日本では、多くの上場企業が就職試験の際にTOEICを重要視しており、また今後この傾向は、さらに強まると思われます。
では、実際にどのような企業で、TOEICが就職・転職、また昇進に有利なのかを調べてみましたので、紹介します。
就職採用時の点数基準
TOEIC600点以上
600点 大和ハウス工業
600点 ニトリホールディングス
600点 富士通(エンジニア・事業企画担当)
600点 三井物産
600点 キヤノン
600点 ANA
600点 日本IBM
640点 JICA グローバル人材育成プログラム(インターン)
650点 アサヒビール
TOEIC700点以上
700点 NTT東日本
700点 ファーストリテイリング
700点 三菱電機
700点 ヤマト運輸
700点 ブリジストン
700点 東京電力
700点 伊藤忠商事
700点 資生堂
700点 みずほ証券
720点 ユニリーバ
730点 日産
730点 アビームコンサルティング
730点 東京海上日動 TOKIO MARINE Premium Seminar(2DAYS) /グローバルビジネス編
TOEIC800点以上
800点 楽天
800点 UBS証券 In-House Environment Program – Part Time
800点 日本IBM マーケットデベロップメント部門(インターン)
800点 韓国LG
800点 韓国ヒュンダイ
800点 住友不動産
800点 野村不動産
860点 GE Corporate FMP (Financial Management Program)
860点 野村ホールディングス グローバル型社員
900点 三菱東京UFJ銀行 グローバルCIB
900点 韓国サムスン
900点 松下電器(国際広報担当)
昇進、海外赴任のTOEIC点数基準
TOEIC600点以上
600点 マツダ(課長職)
600点 トヨタ自動車(係長)
600点 日本IBM(課長)
600点 富士通(エンジニア・事業企画担当)
600点 富士通(入社2年目社員)
600点 丸紅(入社5年目社員)
600点 日立製作所(総合職2年目社員)
650点 日立製作所(課長)
650点 ソニー(係長級・課長級)
650点 ブリヂストン(開発企画職上級)
TOEIC700点以上
700点 伊藤忠商事(入社4年目社員)
700点 シャープ(課長職)
750点 丸紅(入社5年目社員)
750点 三井物産(入社3年目社員)
750点 三菱商事(課長クラス)
750点 楽天(上級管理職・部長級)
TOEIC800点以上
800点 日立製作所(幹部候補基準)
800点 KDDI(昇進基準)
数多くの企業が、入社条件にTOEICの点数制限を設けており、とても驚きです。しかしこれから先、先程も上げたようにTOEICの点数を入社条件にいれる企業は増えると思われます。
TOEIC高得点は転職にも有利
TOEICの高得点は、転職にも有利であるということを、しばし聞くので転職サイト「リクナビNEXT」で調べてみました。(2020年3月現在)
これらはほんの一例ですが、TOEICで700点以上という条件の求人広告は多数あります。
700点以上を取っていれば、転職の幅も広がりますし、英語を使いながら仕事が出来るという楽しみも増えそうです。
このように、TOEICで高得点を取っているというだけで有利になり、転職先の選択肢も広がります。
すでにTOEICで『700点』を超えている人は、リクルートエージェントへの無料登録をおススメします。
TOEICで高得点を持っていると年収の下限がグッとアップします。
超えていなくてもひとまず登録し、TOEICの点数での募集職種の年収を比較してみて下さい。きっとTOEICの学習のモチベーションが上がります。
TOEICの点数で、年収が200万も違う!
昇進に、英語力(TOEICの点数、英会話力)を要求する企業が多いということは、英語力の有無が年収に影響を及ぼすことは、想像に難くないです。
TOEICの点数で、実際にどのくらいの年収の差が生まれるかというと。
転職サイトを運営するビズリーチが年収750万円以上のビジネスパーソンの英語力を調査したところ、英語レベルが高い人ほど年収が高く、年齢が上がるほどその傾向は顕著に高まっていることが分かった。
英語力別の平均年収をみると。
・ネイティブが1354万円
・ビジネスレベルが1174万円
・日常会話レベルが1037万円
・基礎会話レベルが1003万円
・英語を話さない人が976万円ネイティブと英語を話さない人では378万円の差となった。
調査対象はビズリーチ会員のビジネスパーソン11万人。調査時期は6月。出典:【英語力による年収の差は378万円】アンケート結果を基にした「英語力」と「年収」の関係まとめ
ネイテイブレベルの1354万円と英語を話さないレベルの976万円の差は、約370万円!
ビジネスレベルの1174万円との差でも、約200万円!
仕事をしている期間を仮に約30年とすると、なんと約6000万円も違います。これは英語を習得し、TOEICで高得点をとる価値は十分にあります。
このようにTOEICでの高得点は、就職、採用、昇進、転職の際にかなり有利になり、給与の待遇も良くなります。
明日からと言わず、今すぐTOEICの勉強を始めましょう。
TOEIC高得点の人へのおすすめ転職サイト
TOEICで700点以上を取っている人、またはこれから勉強して700点取る予定の人が、登録しておいたほうがいい転職サイトが、先程も紹介したリクルートエージェントです。
なぜかというと、リクルートエージェントは、外資系の高収入の求人が充実しているからです。
せっかく高い英語力を持っているのに、その英語力を活かせない職場で働いている人は、年収で数百万損している可能性があります。
英語力を身につけたら、その英語力を活かせる仕事、そして高収入を得ることが出来る仕事を選んでください。
せっかく素晴らしい英語力があるのに、妥協して安月給でその貴重な英語力を全く活かせてない人も多いです。リクルートエージェントは、求人を募集する企業の紹介手数料により事業が成り立ているため、登録や利用は完全に無料です。
TOEICではやく700点とって、収入をあげましょう。
TOEICで910点取った、筆者がおすすめする英語上達方法
では、TOEICで700点以上とるための、筆者がおすすめする英語の上達手段は、、、
英語(英会話)の上達は、ひたすらリスニング!
1にリスニング、2にリスニングです、3.4がなくて、5にリスニングです。
いたって非常にシンプルです。そして、リスニングの効果的な訓練は、聞きまくることです。
なぜ、そんなにリスニングをすすめるかというと、筆者が読んだ本に、答えが書いてありました。
元Google米国本社副社長兼Google日本法人代表取締役の村上憲郎氏は、著書「村上式シンプル英語勉強法」の中で、英語のリスニングについて、このように書いています。
ズバリ言いましょう。英語を聴く力、リスニング力は ”耳の筋力”です。
決して知力ではありません。英語を聴こえるようになるには、耳を鍛えて高周波を聞き取る力をつけるしかない。
筋トレである以上、上達する方法はただひとつ。ひたすら聴くことです。
時間にして1000時間。ネイティブが話す普通のスピードの英語を、トータルして1000時間聴けば、誰でも英語を聴き取れるようになります。
出典:村上式シンプル英語勉強法
これを読んでどう思いますか?
(ポジティブ)「えっ、1000時間聴けば習得できるの?簡単じゃん!」
(ネガティブ)「1000時間も聞けないよ。厳しすぎる。。。」
筆者は、明らかに前者でした。
だって、聞きまくればいいだけですから。
どうすれば1000時間になる?
例えば、
お風呂に入ってる30分
土日に1時間ずつ聞きながら散歩する
これで、週に10時間以上聞いていることになります。
そうすると、約100週間=約2年弱ずーと続ければ、英語を聞き取れるほどになっています。
なかなか継続しない人は、聞いた時間をチェックする
こうやって計算してみると、またもや。
(ポジティブ)「えっ、2年間聴けば習得できるの?簡単じゃん!」
(ネガティブ)「2年なんて長いよ。厳しすぎる。。。」
となると思います。
続かない人は、自分が今どこにいるか分かる表をつくるといいです。
100時間聴いてもあまり聞けるようになった実感がない。
しかし、表にすると全体の1割を達成したことが簡単に分かり、モチベーションもアップします。この表を作るとスキマ時間でも英語を聴くようになります。早く表をすべて埋めて1000時間を達成したくなるんです。
おすすめリスニング教材
筆者は、最初「スピードラーニング」を使っていましたがなんかあわず。。。
途中から、ネイティブイングリッシュに、切り替えました。
そしたら、これが大正解!!
まず何といっても、安い!
ネイティブイングリッシュは29800円。ちなみにスピードラーニングは、55,296円(一括の場合)。
そして、使用者の満足度がハンパないです。
詳細は、ネイティブイングリッシュのホームページで確認してください。
この記事を読んでいる方のほとんどは日本語が聞けるでしょう。
あなたは日本語のリスニングを習得するために、意識はしていなくても、かなりの時間を費やしています。英会話もそれと同じです。
毎日自分のペースでこつこつ英語を聴きましょう!!
さいごに
ここまでTOEICで高得点をと散々あおっておきながら、筆者は必ずしもTOEICが正確な英語力の指標になるとは思っていません。
点数が良いからといって、流暢に話せるかといったら、必ずしもイコールではないです。
そして英語力が就職・転職活動にとって、さらにはそこで仕事をするにあたって最も必要な要素かというとそうでもないと思っています。
しかし、TOEICの勉強は英語力を高める上で必ずプラスになります。そして、英語力に限らず自分の能力や努力を定量的に示す姿勢は他者に評価してもらう上で重要になります。
だからこそ、おそらくこれまでの人生で最も自分の将来について考える就職・転職準備期間、活動中に、TOEICのスコアという努力の結果を残すことをおすすめします。